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時価総額第6位!暗号資産リップル(XRP)とは?
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リップルはアメリカのサンフランシスコに本社を持つFintech(フィンテック)企業『リップル社』が発行した送金・決済システムです。
多角的な事業を展開していることでも有名なリップル社ですが、リップル社によって開発されたリップルネットワーク内の使用される仮想通貨のことをXRP(リップル)と呼びます。
時価総額は2022年現在第6位で海外でも取引高が多く、日本人にも人気の仮想通貨です。
この記事ではそんなリップルの持つ特徴やビットコインをはじめとする他の仮想通貨との違いについて詳しく解説していきます。
スタートは2004年、仮想通貨XRP誕生は2013年
リップルの開発は2004年、カナダのプログラマーであるRyan Fugger氏によって『RipplePay』社を創業したことに始まり、2013年1月より仮想通貨『XRP(リップル)』としての運用がスタートされました。
通貨単位 | XRP |
時価総額 | 2兆5000億円 |
発行枚数 | 1,000億XRP |
仮想通貨ランキング | 第6位 |
開発元 | Ripples Labs Inc. |
公式 | リップル公式 |
仮想通貨『リップル』の三つの特徴
日本でも人気の高いリップルですが以下の特徴があります。
- 中央集権的
- 国際送金に特化
- 送金速度の速さとコストの低さ
リップルの特徴・メリット①中央集権的である
仮想通貨XRP(リップル)の一つ目の特徴が中央集権的であることです。
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨は非中央集権であることが多いのですが、
リップル(XRP)はリップル社により発行・管理・運営されています。
中央集権型であることのメリットとしてはリップル社が管理・運営を一貫して行なっているため万が一トラブル等が起こった際も責任の所在が明確であることが挙げられます。
その他にもこの後お伝えする送金手数料が安く済むことや決済スピードが格段に速くなることなども中央集権型だからこそのメリットと言えます。
またビットコインをはじめとする仮想通貨の課題として問題となっているマイニングによるエネルギー問題も、リップルはそもそもマイニングの作業を行わないため他の仮想通貨に比べ環境への負担が小さく済むと言われています。
リップルの特徴・メリット②国際送金に特化したブリッジ通貨としての役割
二つ目の特徴として国際送金に特化した、いわゆる『ブリッジ通貨』としての役割が期待されていることです。
リップルは日本円→ドルなど異なる通貨を橋渡しするブリッジ通貨としての機能を持ち、国際送金など国を跨いだ送金を円滑に行う手助けとなります。
通常であれば海外の銀行へ送金する際はSWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)と呼ばれるネットワークシステムを介する必要があります。
その場合コルレス銀行という銀行を中継しなければならず、高額な手数料や時間がかかり着金まで多くの日数を要してしまいます。
それに対しリップルネットワークという独自のアルゴリズム・コンセンサスを採用しているリップルでは銀行口座さえ必要とせず時間と手数料を大幅に削減して手続きを行うことを可能とします。
リップルの特徴・メリット③送金速度が速くコストを抑えられる
リップルの三つ目の特徴として送金速度の速さ、コストの安さが挙げられます。
例えばビットコインは送金速度が約10分、0.0005BTC(約2,000円)であるのに対しリップルの送金速度は3.3秒、送金にかかる手数料は0.15XRP(約13円)となっています。
このようなことが実現可能な背景にはリップルが独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しているためです。
通常ビットコインなどは複数人のバリデーターと呼ばれる取引を承認する者によって承認作業が行われます。
それに対しリップルは限られた少人数のバリデーターによって検証・取引処理が行われるため素早い処理が可能となります。
この検証に携わるバリデーターはRippleNetに加入しており、300を超える世界中の金融機関が参加しています。
仮想通貨リップルとビットコインの違いは?
ではリップルはビットコインをはじめとするその他の仮想通貨と何が違うのでしょうか?
違いは大きく二つ挙げられます。
- 中央集権型であるかないか
- コンセンサスアルゴリズム
- 発行枚数上限
ビットコインとの違い①中央集権型であるかないか
リップルとビットコインをはじめとする仮想通貨との大きな違いの一つ目が中央集権型であるかないかです。
ビットコインなど多くの仮想通貨の最大の特徴として中央銀行にあたる管理者が存在せず、コンピューターのネットワークを利用して全てが管理されています。
そのためビットコインは世界中の全ての人によって監視されているため不正などが難しいとされています。
それに対しXRPはリップル社が管理主体となっておりビットコインとは真逆の中央集権と言われています。
この中央集権と呼ばれる仕組みにより他よりも格安の手数料が実現するなどのメリットがあります。
ビットコインとの違い②コンセンサスアルゴリズム poW or poC
二つ目の違いはコンセンサスアルゴリズムについてです。
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨に使用されているのがpoW(プルーフ・オブ・ワーク)と呼ばれる形式です。
poWとは簡単にいうとマイナー(データ承認作業を行う者・組織)によって行われる承認作業(マイニング)のデータの正確性を示す作業のことを言います。
このpoWを採用するメリットとして取引記録の改竄が極めて難しいなどの点が挙げられます。
一方でリップルが採用しているpoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)は発行主体が認めた者(バリデーター)だけが検証作業を行うことができる仕組みです。
限られた人数によって承認作業が行われるためpoCは取引時間が4秒で済むなど圧倒的な処理速度の速さがメリットととして挙げられます。
ビットコインとの違い③発行枚数
ビットコインの発行枚数は上限が2100万枚となっていますが、リップル(XRP)の発行枚数は1000億枚とされています。
ビットコインはマイニングという作業により徐々に市場へ流通していく枚数が増えていきますが、リップルは既に上限の1000億枚発行済であるためこれ以上増えることもなく、追加発行による価値の下落リスクも起きないと考えられています。
リップルの発行枚数はビットコインのおよそ5000倍もの量ですが、このような理由としてXRPは国際送金市場で使用されることを目的としているためビットコインなどよりも多くの枚数が発行されています。
おすすめの仮想通貨取引所
リップルについて解説してきましたがここからはリップルの取引におすすめの仮想通貨取引所をご紹介します。
おすすめの仮想通貨取引所①Coincheck(コインチェック)
コインチェックは東証プライム上場企業『マネックス証券株式会社』の傘下であることでも有名です。
取扱通貨は国内トップクラスを誇る17種類もの仮想通貨を取り扱っているため、初心者はもちろん慣れてきてビットコイン以外のアルトコインも取引してみたいという方にもおすすめです。
またアプリダウンロード数も国内No. 1だけあってスマホでの取引画面も操作性が高く初心者にもおすすめの取引所です。
- 取扱通貨数国内トップクラス(17種類)
- マネックスグループ傘下
- アプリダウンロード数国内No. 1
おすすめの仮想通貨取引所②bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコインの国内取引量No. 1の言わずと知れた国内最大の仮想通貨取引所です。
取引量が多い=売買が活発で取引が成立しやすいということを意味し、それだけ希望した価格、量を購入できる可能性が高いことになります。
またビットフライヤーのもう一つの特徴として積立の金額・頻度が柔軟に選べる点が挙げられます。
下記がコインチェック、ビットフライヤー、GMOコイン取引所大手三社の積立設定比較表です。
コインチェック | ビットフライヤー | GMOコイン | |
積立金額 | 10,000円/月 | 1円〜/月 | 500円/月 |
積立頻度 | 毎日/月1 | 毎日/週1/月1/月2 | 毎日/月1 |
積立開始までの所要時間 | 1ヶ月〜2ヶ月 | 最短翌日 | 最短翌日 |
積立内容変更の反映時間 | 1ヶ月〜2ヶ月 | 最短翌日 | 最短翌日 |
コインチェックが積立金額が月一万円、積立頻度も毎日もしくは月一回など制限が多いのに対し、ビットフライヤーは積立金額1円、積立頻度も毎日/週1/月1/月2から選ぶことができるため、積立投資においては初心者の方にもおすすめです。
- ビットコイン取引量国内No. 1※1
- 積立金額・頻度など柔軟な設定が可能
- これまでハッキング被害0、安心のセキュリティ
※1Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
おすすめの仮想通貨取引所③DMM Bitcoin
DMM FXなどでも有名なDMM.comグループのDMM Bitcoin。
DMM FXなどで培われたノウハウをもとにセキュリティの面でも評判の高い取引所です。
DMM Bitcoinの大きな特徴として入出金など各種の手数料が無料であることが挙げられます。
またレバレッジの取引通貨数国内No. 1を誇るなど初心者だけでなく取引に慣れたきた中級以上の方にもおすすめできる取引所です。
- 入出金など各種手数料が無料
- レバレッジ取引取扱通貨数No. 1
- DMMグループ傘下による安心のセキュリティ
まとめ:他とは違うブリッジ通貨としての役割、今後の成長性
仮想通貨・アルトコイン『リップル(XRP)』について解説してきました。
リップルの大きな特徴は以下の三点です。
- 中央集権的
- 国際送金に特化
- 送金速度の速さとコストの低さ
圧倒的なスピードでかつ低コストで送金が行えるリップルですが今後ブリッジ通貨としての更なる普及が見込まれています。
RippleNetに加盟する金融機関は世界中で年々増えており日本でもSBIを初めてとして多くの期間が提携しています。
今後提携企業が世界中で今以上に増えていけば更なる需要の高まりも期待でき、価格の上昇も期待できる将来が楽しみな銘柄と言えるでしょう。
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