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米国NYダウ・日経平均共に回復の7月
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今年に入ってから世界全体でマイナスが続いていましたが7月は米国・日本共に回復の1ヶ月となりました。
下落の大きな要因であり開催の度に株価に大きな影響を与えていたFOMCですが今月も26日、27日の二日間に渡って開催されました。
事前の予想では1.0%の利上げも行われるのではという市場の予想も出ていましたが、蓋を開けてみれば当初の予定通り0.75%の利上げが発表されました。
0.75%も通常の3倍でとても大きなインパクトがあるはずなのですが、市場はそれを既に織り込み済で1%の利上げが回避されたことで株価は上昇へと転じました。
結果日経平均、NYダウ、S&P500と日本、米国の主要株価指数は軒並み前月からプラスの結果で7月を終えることとなりました。
【日経平均株価】前月比+1408円、記録的円安続く
まずは7月の国内株式指数からです。
日経平均株価は前月比+1408円の27,801円で取引を終えました。
ちなみに年初来からは7月末現在▲990円となっています。
今年に入ってからマイナス続きだった日経平均ですがここにきて持ち直しの兆しが見えてきています。
基本的には米国株につられる形で日本株も上げ下げを繰り返していると考えて良い現在の相場。
国内情勢をみてみると7月の選挙で自民党が大勝したことで今後3年間は自民党政権が続くと見られ、政権が安定することは株価にとってはプラスに働くのが普通です。
しかしご存知の通り岸田首相は中々方向性が見えてこないだけに投資家にとっては油断できない状況が続きそうです。
またドル円相場では7月14日には1ドル=139円の値をつけ24年ぶりとなる円安を記録しました。
理由は簡単
- 世界各国が利上げに進む中日本だけが金融緩和継続
- 外国人の受け入れが進まず円が買われない
黒田総裁の任期が2023年4月までということを考えるとあまり大きな動きはなさそうです。
これだけの円安が進むと外国債に関してはせっかく利回りが良くなってもしばらくは手の出しづらい状況が続きます。
【米国株】FOMCは予想通り0.75%でサプライズなし、NYダウ、S&P500共に上昇
続いは米国株です。
米国株といえば何と言っても今年に入って開催の度に世界中の株価にインパクトを与え続けてきたFOMCについてです。
今月も7月の26日、27日の二日間に渡って開催されました。
- 今回のポイントは0.75%は既に既定路線(これも十分すごい数字なんですが)
- 果たして1.0%まで踏み込んで行うか
が大きな焦点でした。
結果FRBは0.75%の利上げに踏みとどまりました。
先にも述べたように0.75%というのは通常の3倍もの数字でとても大きなものなんですが、市場は既に織り込み済で特に大きなサプライズとはなりませんでした。
注目すべきは会議終了後のパウエル議長の発言です。
今後の利上げに関してどっちとも取れる発言をしたことで投資家の中では
『ようやく金融引き締めも終わりが見えてきたか!?』
と好意的に捉える動きも見られFOMC後には久しぶりのとなる反発が起き株価が上昇する結果となりました。
今後も米国の動向次第で世界経済の風向きも変わることは間違いなさそうです。
2022年7月高配当株購入実績
続いては子育てサラリーマンの7月の高配当株購入実績です。
今月の購入金額合計は136,615円でした。
前述した通り後半に入り株価は上昇に転じ中々買い時が訪れずの展開で購入金額としてはあまり伸びない結果となりました。
今月の購入銘柄は以下の通りです。
購入数:15銘柄、購入金額136,615円という結果でした。
購入銘柄:蔵王産業、住友商事、JR西日本、JR東日本、JR東海、JR九州、三菱商事、三井物産、自重堂、クレオ、良品計画、アビスト、三菱UFJ、三井住友フィナンシャルグループ、第一生命ホールディングス
7月時点2022年1月からの今年の購入金額合計は1,079,505円となり、ようやく100万円を超えてきました。
これまで金融系は値上がりがずっと続いていたので購入を控えていたので今月に入り久しぶりに三菱UFJを購入しました。
平均取得単価は上がるもののそれでも8月1日時点配当利回りは4.28%と優秀な数字です。
2022年3月期の決算はどこも軒並み好調で株価も中々下がらない状態が続いているので少しづつ購入単価を上げてでも高配当株を見落とさずに購入していきたいところです。
2022年7月一番多く購入した株式銘柄『三井物産株式会社』
2022年7月に一番多く購入した銘柄は『三井物産株式会社(8031)』でした。
購入株式数:10、購入金額:28,014円という実績でした。
最高値更新するも今後は世界情勢次第
三井物産(株)の直近一年の株価の推移は以下の通りです。
見事な右肩上がりで上場来の最高値を記録しましたが、ロシアのウクライナ侵攻を機に状況は一変し他の商社株と同じく現在は下げトレンドとなっています。
2022年3月期の決算では好業績を出したものの、海外リスクの大きい商社株だけに今後も予断の許さない状況が続きそうです。
【高配当株指数】流石の大手の安定感!懸念すべきは海外情勢
最後に三井物産の高配当株重要指数8個のポイントを見てみましょう。
8個の内六つの項目で文句なしの評価。
高配当株投資の基準としては営業利益率、自己資本比率が△評価となっていますが、商社株全般に言える傾向であり心配する必要もありません。
ただし商社系の株は所謂景気に左右される部分が大きく、特に昨今の世界情勢でマイナスに作用してしまう可能性も十分にあるだけにポートフォリオにおける比重をあまり大きくしすぎないよう注意する必要があります。
まとめ:短期はまだまだ慎重に、長期投資は継続して
以上2022年7月の高配当株投資購入実績のご紹介でした。
大きくまとめるとポイントは以下の2点です。
- FOMCの動向もインフレ率次第でどっちに転ぶか不透明
- 記録的インフレ、全体的に難しい相場観
7月は上昇の兆しが見られたもののまだまだこの先どうなるか予測が非常に難しい相場が続きそうです。
インフレで外国株に手が出しづらいだけに今は日本の高配当株を物色しながら、少しづつ買い増していくのが無難かなと感じています。
キャッシュポジションを厚くしつつ買い時が来た時にしっかりと相場に参加できるよう準備していきましょう。
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