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インフレ次第?世界の株価動向
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7月に入って持ち直したかに見えた世界各国の株価ですが、8月は再びインフレの波に飲み込まれマイナスへ転じてしまった1ヶ月となりました。
8月の日本、米国の株価指数は以下の通りです。
月間ではプラスに転じたNYダウもジャクソン会議にてパウエル議長が『金融引き締め政策を引き続き継続する』旨の発言をしたことでマーケットは大きく反応、結果NYダウは1日で▲1008ドルも下げてしまう結果となりました。
それもこれも全てはインフレ、日本は2%程度で抑えられているものの世界各国のインフレ度合いはより深刻さを増しています。
政策の結果が現れるのは早くても一年後と言われるだけに株式市場にとってはしばらくは気の抜けない状態がまだまだ続きそうです。
【国内株式】円安続く!金融緩和継続による株価への影響は?
8月の日経平均株価は以下の通りです。
前月比+290円の28,091円で取引を終えました。
年初来では▲1210円となっています。
米国次第で左右される日経平均株価ですが、プラスで終えたことは優秀な成績だったと評価して良いかと思います。
企業業績を見てみると
・二四半期連続で前年同月比減
・4社に1社は過去最高益
企業単位で見てみると業種による明暗の差がはっきりと出ていることがわかります。
ついには最近では『円安倒産』なんて言葉も言われているだけに今後この傾向はさらに強まっていきそうです。
というのも日銀の黒田総裁は先日のジャクソンホール会合内で
『賃金と物価が安定的に上昇するまで、持続的な金融緩和を続ける以外選択肢はない』
との趣旨の発言をしています。
黒田総裁がこのような発言をする背景に日本国内ではインフレによる物価の上昇が言われていますが、世界を見てみると日本のインフレ率はまだまだ低く抑えられているためです。
米国:8.5%、EURO圏:8.9%、日本:2.6%というように諸外国に比べ日本はとても低い水準です。
ただその結果として金利の高いドルが買われ、金利の安い円が売られるという状況に陥りさらに円安が進むこととなります。
ドル円相場は8月末で140円台に達してしまいました。
米国は金利を上げる、日本は金融緩和を継続するという姿勢を明確に打ち出しているだけにこの傾向はまだまだ続きそうです。
【米国株】全てはインフレ次第?
続いては米国株です
アメリカはS&P500は8月に『半値戻し』を達成しこれから上昇モードへと転じるか注目が集まるところですが前月比マイナス▲175、年初来でも約17%も下げたままとなっています。
8月は順調に回復していった米国株ですが、前述したようにジャクソンホール会議にてのパウエル議長の発言をきっかけにNYダウは1日で1008ドルも根を下げるなど楽観ムードであった相場に一気に緊張感が走りました。
それも全てはアメリカで深刻となっているインフレ次第です。
結局のところインフレ次第で今後の株価はどうなるかということですが、エコノミストの間ではインフレは収まるとの見方が出始める一方景気後退を懸念する声も多く出ています。
パンデミックにより需要と供給のバランスが崩れたことにより始まったインフレ、当初は収束と共に収まるとの見方が強かったのですが今は状況がだいぶ変わってきています。
中国の強烈なロックダウン、紛争問題など複合的に重なったことで世界中のインフレがより深刻となってしまいました。
インフレが落ち着いてきたとしても世界的に見て経済の先行きは不透明な状況と言えます。
2022年8月高配当株投資実績
続いて2022年8月の高配当株購入銘柄のご紹介です。
8月は結果として米国株が持ち直したことで日本株も上昇し、買い時が中々難しい1ヶ月となりました。
今月の購入銘柄は以下の通りです。
8月は11銘柄、購入金額:78,550円、2022年年間合計金額は8月現在1,158,055円となりました。
購入銘柄:蔵王産業、住友商事、インタワークス、JR西日本、クニミネ工業、三井物産、自重堂、クレオ、良品計画、三菱UFJ、第一生命
合計11銘柄という結果でした。
日経平均全体としては上昇基調であったため購入できる銘柄も限られてしまい、購入銘柄数、金額共に前月を下回る結果となりました。
全体的に大型株は相変わらずの人気で値が下がらず、中小の小型株を中心に買い進めていきました。
2022年8月に一番多く購入した銘柄『株式会社クレオ』
8月に一番多く購入した銘柄は『株式会社クレオ(9698)』です。
購入株式数:26、購入金額:22,841円という結果でした。
増収・増益!高配当株指数は軒並み◎
クレオの直近一年の株価は以下の通りです。
見事な右肩下がりです(笑)
とはいうものの高配当株指数は軒並み高評価と言えます。
以下株式会社クレオの評価です・
・増収・増益
・EPS増加
・営業利益率改善
・有利子負債減少
・増配
(参考:こびと株ブログより)
私が言うよりも。。と言うことで上記引用させていただいておりますが、高配当株投資における分散投資の一角としては現時点では中々アリな銘柄かと思います。
一方でもちろん懸念点もあります。
こちらもこびと株さんのブログより引用
・2011年3月期は赤字
・取引先の偏り(11.8%:ヤフー、11.5%:富士通エフサス)
株価は直近2年でピーク時の約半値まで下がっているだけに不安もありますが、逆に言うと今が仕込みどきとも言えます。
あくまでクレオに一点集中ということではなく高配当株投資の一角として今後も注視していきたいと思います。
積立NISA:eMAXIS Slim米国株式&全世界株式
続いては積立NISA枠を活用して毎月積立ている投資信託です。
毎月以下の金額を積み立てています。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500):2万円
・eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー):1万円
実は積立NISAは楽天証券を利用しているのですがほぼ放置(笑)
実に半年ぶりにログインしました(笑)
最近の米国株の暴落ぶりを受けてどうなっているか確認するのがとても怖かったのですが恐る恐る約半年ぶりにログインし資産状況を確認してみました。
結果は。。。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)・・・+10.97%
・eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー)・・・+8.29%
なんとプラスの成績でした!!!
さすがの米国
こんな状況でも大きくプラスを維持してくれていることに驚きです。
今後はまだまだ悲観的な相場が続く、もしくは訪れるかと思いますが愚直に今後も積み立てていきたいと思います。
仮想通貨:Bitcoin購入なし
最後に仮想通貨ビットコインです。
8月は指値で買い注文を出していましたが購入はありませんでした。
ビットコインは+0.002でなんとかプラスをキープ(笑)
米国株に合わせてビットコインも価格を下げているのでもう少し様子を見たいと思います。
まとめ:キャッシュを厚くして今後の動向を見極める
以上2022年8月の高配当株投資、積立NISA(米国&全世界株)、仮想通貨(ビットコイン)の投資・運用実績のご紹介でした。
全てプラスの成績であるものの積極的に買い回ることはせず動向を注視しながら控えめに良いところだけ買い進めていった1ヶ月でした。
この記事を編集している9月現在でもアメリカ株は1日に1000ドルを超える下落を記録するなど依然として相場は不安定で先行きは不透明な状況です。
今は多少の下落があったからといって全力買いすることはせず、長い目で見て少しずつ買い増していくのが無難であると言えます。
焦らずじっくりとチャンスを待ちながら今後の動向を注視していきたいと思います。
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